治 療 方 針

治療の特徴

方針イメージ

 


使い捨ての細いハリ(豪鍼ごうしん)を使用します。微細な刺激で気血の流れを調整します。


痕の残りにくいお灸を使用します。やわらかな温熱刺激で気持ちのよいものです。

鍼灸治療は、人間が本来持っている自然治癒力を高める治療法です。
体の一部のみを対象に治療するのではなく、全身の気血の流れを整え、生命力を強化し、体質改善を主眼とする総合治療を行いますので健康の保持に最適です。

漢方医学では、三千年も前より心と身体を統一した治療法が完成されています。
健康法として定期的に通院している方は、風邪もあまりひかなくなり、知らず知らずのうちに体力がついてきます。肉体・精神の疲れ、ストレスの解消などにも。

治療の流れについて

  • まずは、患者様の訴えを丁寧に聞き取ります。
  • 全身の状態を表わす手首の脈や腹部の状態を診察し、治療方針を決めます。
  • 必要な箇所に鍼や灸を施し治療を進めます。脈の状態を見ながら全身のバランスを整えていきます。

鍼灸の上手なかかり方

◆ タイプ別 治療のすすめ方 ◆

<未病の方>
何となくだるい・疲れる・不安など、健康維持に
▶▶▶こまめな鍼灸治療で疲れ・コリ等を取り、身体を整えていくことで、大きな病いの予防になります。

慢性疾患の方>
はっきりした違和感、持病、便秘、耳鳴り、眼精疲労、痛みが続くなど
▶▶▶定期的な鍼灸治療を通して免疫力を高め、自然な形で体調改善のお手伝いをいたします。なるべく早く現在の悪循環(食事・生活習慣・体の使い方)を絶ち、新たなライフスタイルを確立していきましょう。
気長に受診し変化をみていく必要があるかもしれません。気になることがあれば鍼灸師にご相談下さい。

“今” 症状がおきている方>
ぎっくり腰、捻挫、四十肩、五十肩など
▶▶▶より早い回復のお手伝いをいたします。鍼灸師の指示にあわせ、しばらく継続して様子をみて下さい。

小児鍼

◆ タイプ別・治療のすすめ方 ◆

「丈夫な子に育てたい」
(疲れやすい、風邪を引きやすい・・・というお子様に)
▶▶▶ふだん、特に気になる症状がなくても、季節の変わり目、イベントごとが重なると体調も下降気味というお子様は、ちょっと前だおしのタイミングで体調を整えてあげましょう。
病気予防になります。

「慢性的な症状の改善、先天的疾患による2次的症状を緩和したい」
(喘息、アトピー、便秘、発達障害などによるストレスや過緊張、リハビリ疲れ・・・などがあるお子様に)
▶▶▶定期的な治療を通して身体のバランスを整えます。
ある程度時間がかかるかもしれませんが、ご家庭と治療院の2つの車輪で、たくましく育てていきましょう!

「今、とても困っているのでなんとかしたい」
(夜泣き、かんの虫(イライラ、キーキー)・・・などがあるお子様に)
▶▶▶少なくとも最初の3回は続けていらしてください。
子どもは大人より良くも悪くも変化しやすい体といえます。
寝ない→夜泣き→親子共にイライラ→更に寝ない…という負のスパイラルを断つ必要があります。そのために日をつめて治療します。

治療後の注意

■ 治療期間中
十分な睡眠をとり、暴飲暴食を避けて健康に気をつけましょう。

■ 食事
直後は避けるのが望ましいです。

■ 入浴・飲酒・運動
直後は避けて下さい。2~3時間たてば大丈夫です。
お子様が受診された場合は、人混みの多い場所への当日のお出かけはなるべく避けましょう。

■ 好転反応
治療の刺激によりだるさ・眠気などの症状を強く感じることがあり、これを好転反応といいます。この時は安静にし、次回受診時にお話し下さい。鍼灸師が調整いたします。


※漢方堂ではもぐさ・お灸も各種取り扱っています。使い方などお気軽にお問い合わせ下さい。

お灸講座 (休止中)

月に一度、漢方堂スタッフによるお灸講座を開催しています。

お灸の仕方が分かり、ご自宅でも養生ができるようになります。日々の生活で、ご自身・ご家族とむきあう時間をつくってみませんか?

【 要予約 】044-852-0195
【 参加費 】300円

WHO(世界保健機関)が認めた鍼灸治療が有効な疾患

【神経系疾患】
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

【運動器系疾患】
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防

【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善